初心者が株取引を始める
3つの手順とは?
初心者が実際に株式売買を始めるまでの3つの手順を詳しく解説!
在宅勤務が増えて、収入が減って困っている方は多いと思います。その代わりに電車での移動時間や残業時間が減り、自由に使える時間が増えた方も多いと思います。そんな、自由に使える時間を使って副業をし、収入を得ることを目標にこの記事を書いていきたいと思います。このカテゴリで紹介するのは初心者向けの株取引の始め方です。
はじめまして!この記事の投稿者の「SHUN」です。会社員をしながら副業として株取引をしています。副業としてなるべくローリスク、ローリターンの運用方法を解説していきたいと思います。よろしくお願いします。
株取引というと投資家が有り余るお金で投資をするもの、普通の会社員が手を出してもすぐに全財産を失ってしまう。そんな先入観があり、株取引を始めるということが何となくハードルが高いものと思っている人は多いと思います。しかし、最近ではネット証券なども増え、素人でも簡単に少額で始めることができるようになっており、株取引を始めるためのハードルはかなり低くなっています。
この記事では、初心者が株取引を実際に始めるために必要な口座開設方法から実際の売買方法までを3つの手順で詳しく紹介します。実際に口座開設をする前に株取引のメリットデメリットを確認されたい方は先に「株取引のメリットとデメリットとは?」の記事をお読みください。
初心者が株取引を始める3つの手順とは?
株取引を始めるのにまず必要になるのが、証券会社の「口座」と「資金」です。基本的に口座と資金があれば今すぐにでも株取引を始めることができます。
特別な資格などは必要なく、口座と資金さえあればすぐに始められるんですね!
手順①証券会社の口座を作る
証券会社の口座開設は、店舗で担当者と対面による取引をする総合証券と手軽にネットで口座開設ができるネット証券があります。総合証券で取引すると担当者がつくなどサポートは手厚いですが、手軽に副業として株取引をするなら売買手数料の安いネット証券が断然おすすめです。
株取引をするのには株を買ったり、売ったりを繰り返さないといけません。その都度に売買手数料がかかってしまうので、手数料は安いに越したことはありませんよね。例えば1回の売買で10,000円儲かったとしても、手数料が100円の会社と1,000円の会社では手元に残る利益に大きな差が出てしまいます。
ネット証券の口座を作るには?
まずは、口座を開設するネット証券を決めます。ネット証券のホームページから「口座開設」などのバナーをクリックして先へ進めるだけで、オンライン上で口座開設の申し込みをすることができます。ネット証券によって手数料やサービスなどが異なります。証券会社の比較サイトなどがたくさんあるので自分の取引にあった証券会社を選びましょう。
代表的なネット証券にはこのようなものがあります。
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・松井証券など
口座開設時に必要な書類は、免許証などの本人確認書類とマイナンバーが確認できる書類です。こちらもオンライン上で本人確認書類をアップロードするだけで簡単に口座開設をすることができます。
ネット証券と聞いて「大事な資金を預けるのにネット証券で大丈夫なの?」と不安に思われた方もいるかもしれません。しかし、現在株取引の世界ではすでにネットでの取引がメインになっています。セキリティなども対策されていますのでご安心ください。
手順②資金を用意する
証券口座を解説したらまずは口座に資金を入金しないといけません。証券口座に資金を入金するためには銀行振り込みやカード振り込みなどがあります。そちらは証券会社によって手順が異なりますので、口座を開設した証券会社の手順に従って入金してください。
口座に入金すると聞いて、株取引を始めるのに必要な「資金」がいくらなのか気になる方も多いと思います。ここからの記事で必要な資金について解説していきます。
私としては、副業での株取引はローリスク、ローリターンでの運営をおすすめします。「副業向けの株取引のコツ」を解説した記事もありますのでぜひこちらも参考にしてください。
実際に副業の株取引に必要な資金はいくら?
副業の株取引に必要な資金は最低でも10万円は用意したいところです。その理由ですが実際に株を売買する場合、株には「単元株」というのが決められています。
例えば有名企業のパナソニック(銘柄コード6752)の株を買いたい場合、2020年5月1日終値(その日の取引が終わった時点での値段)が788円だったので、単元株の100株をかった場合、788円×100株=78,800円+証券会社の手数料で買うことができます。このように実際に株取引をする為の資金は10万円もの資金を用意すればかなりの銘柄から保有する株式を選ぶことができます。
せっかく株主になるのでしたら、この企業の株式を買って応援したい、月にいくら稼ぎたいなどの目的を明確に持ってそれをかなえることができる資金を株式投資に回していただけたらと思います。
手順③売買の注文をする
ここまでの手順で、口座開設と資金を用意したら次はいよいよ実際に株式の売買をしてみましょう。
株は、注文を出さないと売買することができません。株を売買するときの注文方法には大きく分けて3つの方法があります。この注文方法は取引で利益を出すためにも特に重要なのでよく理解しておいてください。
株式の3つの注文方法とは?
指値注文(さしねちゅうもん)
株式を売買したい金額を指定して注文します。これを指値注文といいます。
【指値の買い注文の場合】
株価が300円以下になったら100株買う注文→300円の「指値」で100株を注文する。
【指値の売り注文の場合】
株価が500円以上になったら200株売る注文→500円の「指値」で200株注文する。
指値注文は、自分が売買したい値段を指定してその値段になったときに自動的に売買(約定)してくれる便利な注文方法です。ただし、指値をした値段まで株式の値段が変動しなかった場合、売買は成立しないので注意が必要です。
指値注文は、どうしてもこの値段で売買をしたいときに使う注文方法です。保有している株式の株価が急落して今すぐにも売りたい時などには指値注文は約定しないことが多いのでご注意ください。そのような場合は次に説明する成行注文を使用します。
この値段になったら売買されるという指値注文は常に株価を注意していられない、副業で株取引をしている方にはかなりおすすめな注文方法だと思います。
成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文は指値注文とは違い、値段の指定を行わずに売買する注文方法です。そのため、とにかくスピード重視で株式を売買したいときに使用します。
ただし、値段を指定せずに売買されるため、買い注文の時はその時点での一番安い注文と売買(約定)され、売り注文の時はその時点での一番高い注文と売買(約定)されます。
そのため、とにかく早く株式を売買したいとき以外は、思いのほか高い値段で売買(約定)されてしまったり、逆に安すぎる値段で売買(約定)されてしまうこともあるのであまりおすすめできません。
また、成行注文にはもう一つ注意点があります。
先ほど説明したように成行注文では、その時点での一番高い注文と売買(約定)されるためいくらになるか買う時点では予想することができません。
そのため、買付余力(証券口座に入っている株式を買うための残高)がその株式のストップ高(その日にその株式が値上がる上限)の値段と手数料などを合わせた金額を超えていないと成行注文で買い注文を出すことができません。
成行注文でいくらでもいいから売買したいというのはできれば避けたいシチュエーションですね。
逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
ここまでに、指値注文と成行注文について説明しましたが、3つ目の注文方法は逆指値注文です。名前の通り指値注文の逆の注文方法です。
逆指値注文は株価が300円以上になったら買う、300円以下になったら売るなどを指定できる注文方法です。一見、高い時に買って安い時に売るという使い道がないように見える注文方法です。
それでは、どんな時に逆指値注文を使うかというと、この値段以下(以上)なったら損切をしようという場合に使います。
例えば、保有している株式の値段が仕事中などで見ていれない時間に暴落していたなどというとき、この値段以下になったら株式を売り注文するという逆指値注文をしておくことで、暴落する前に売り注文を約定することができ、売却損を減らすことができます。
特に、このサイトで推奨しているような副業で株取引をしていて、常に株価を注意していられない方などには非常におすすめできる注文方法です。
また、逆に使いどころは難しいですがこの株がここまで値あがったら買うという逆指値注文を入れておき、株価の上昇トレンドを見逃さないという逆指値注文をすることもできます。
見ていないうちに株価が暴落していたなどというリスクが避けれるのは、副業株取引には重要なポイントですね!
株取引には注文方法以外にも専門用語がたくさんあります。気になる用語がありましたら、こちらの「これだけは覚えたい!株取引の用語集」の記事を参考にしてください。
この記事では初心者が株式取引を始めるための3つの手順を紹介しました。読んでいただいた通り、株取引はとても簡単に始めることができます。自分に合った証券会社を選び、株取引に回せる資金をしっかりと用意し、状況に合わせどの注文方法を選んで注文することが初心者にはとても大事なポイントだと思います。関連記事も含め目を通していただき、ぜひ副業としての株取引を成功させてください。
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